1棟目の経験から「採用しなかった」設備 ③床暖房

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先日投稿したタンク付きトイレを採用しないっていう記事がプチバズってビビっております。

さて、1棟目の経験から、2棟目で「採用しなかった」設備。第3弾は床暖房です。

一条工務店さんのように床暖房が標準仕様となっているビルダーは珍しく、高額なオプション費用を払ってまで導入する方は少ないかもしれません。実は今の我が家、一条工務店さんではないものの床暖房を採用して暮らしています。しかし、次の家ではあえて床暖房を入れないことにしました。今回はその理由についてお話しします。

床暖房

現在の我が家の床暖房システム

今の家にはLDKに床暖房が入っています。
電気式の温水床暖房ですが、一般的なタイプではなく、床下に敷いたモルタルの中に埋め込んだパイプにヒートポンプで作った温水を通して蓄熱する方式です。

新築当時のコンセプトは「電気代が安い深夜電力で蓄熱し、日中は通電を切っても蓄熱層の熱で一日中暖かい」という、エコキュートに似た深夜電力最高!な発想のシステムでした。 現在では深夜電力単価が値上がりしたため、当時ほどの圧倒的な割安感はありませんが、太陽光があり卒FITしているので、エコキュートも床暖房も昼に入れるようにして見かけ上の電気代は下げて使っています。

それでも床暖房の快適性は抜群です。蓄熱式という方式も相まって春先など季節の変わり目の温度調整の難しさはあるものの、床暖房対応の無垢床との組み合わせの心地よさは最高レベルだと感じています。

床暖房を採用しない6つの理由

しかし、次の家では床暖房を採用しません。
その理由は主に6つあります。

  1. 床材選びの自由度が減る
    床暖にするってことは、床暖対応の床材にしないといけないので、床材選びの自由度はかなり落ちます。特に我が家のようにワンコ対応まで考えるとかなり制限があります。
  2. 万が一の故障・水漏れ時の修理リスク
    おそらく故障するポイントとしてはヒートポンプの室外機が一番かと思いますが、温水パイプも地震等のストレスの積み重ねで故障するリスクもあるんじゃないかなって思ってます。
    特に、現在の家はモルタル内に温水配管を埋め込んでいるため、万が一配管から漏水した場合の補修費用や工期を考えるとかなり広大になりそうです。モルタル埋設でなくとも、床暖房の補修はフローリングの全面的な剥がし・張り替えが伴うことが多く、2〜3時間程度で修理・交換が完結しやすいエアコンと比べてメンテナンスの負担が桁違いです。また、張り替えた床の色が微妙に違うってのもあるかもしれません。
    室外機の故障であれば、もう使わないって割り切るのもありですが、水漏れ等は放置できません。

  3. 立ち上がりの遅さと2拠点生活との相性
    定住を基本としつつも、2拠点生活(週末利用や長期不在)の可能性を残しています。蓄熱式をはじめとする床暖房は室温が上がるまでに時間がかかるため、到着後すぐに暖を取りたいライフスタイルにはまだ立ち上がりの早いエアコンのほうが適しているんじゃないかと思いました。

  4. 設備コスト
    床暖房を導入しても、床暖房だけだったら微調整が効かずエアコン等の別の暖房があった方が使い勝手や快適性は上がります。
    床冷房もできますが、床冷房は結露の心配がありますし、快適性は劣ります。なので夏はどうしてもエアコンに頼ることになるでしょう。ただ、そのエアコンを冬の微調整用につかうのはありですね。
    と、考えると冬の暖房用エアコンの変わりになるのが床暖房。床暖房にエアコンよりはるかに高額な初期費用をかけるのは、コストパフォーマンスの観点から非効率と判断しました。

  5.  熱交換のステップ数とエネルギー効率
    今の我が家の電気使用量の上位は床暖房とエコキュートが占めており、夏の冷房よりも冬の床暖房のほうが消費電力量が多くなっています。ヒートポンプを使って「電気でお湯を作る ➔ そのお湯で床を温める」という2段階の熱交換を踏む分、空気を直接温めるエアコンよりも効率が落ちやすい構造です。東京の温暖地ですらこの消費量ですから、太陽光発電にそこまで期待しづらい極寒の蓼科高原ではさらに負荷が重くなると考えられます。

  6. 寒冷地におけるビルダー提案の実情
    床下エアコンを希望として伝えてビルダー探しをしましたが、そんな中でも床下エアコンよりこっちがいいよ!って他の暖房方式を提案してくるビルダーさんはありました。
    そんな中でもほかの暖房方法として床暖房を提案してきたのは一条工務店だけでした。地域の気候特性やメンテナンス性を踏まえても、寒冷地において床暖房は必ずしも主流の選択肢ではないという印象を受けました。

わが家は床下エアコン

床暖房ならではの心地よさは実感しているものの、「修理性」「レスポンス」「イニシャル/ランニングコスト」「寒冷地での実用性」をロジカルに比較した結果、我が家の暖房計画は床下エアコンへと一本化することに決めました。
補助として先日ちょこっと書いたバイオエタノール暖炉は設置予定ですが、暖房をこれに頼ってはいないつもりです。

もちろん床下エアコンにはデメリットも存在します。それについてはまた別の機会で書くことにします。

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