キツツキは家造りの大敵です

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以前noteで、高地・寒冷地ならではの家づくりの注意点について書きました。

温暖地とは別世界。「寒冷地・高地」特有のリアルな家づくり|Lun | 蓼科高原へ移住計画中
初めての家づくりではなく、2回目、3回目であっても、それが「寒冷地や別荘地」という特殊な環境であれば、おそらく誰もが驚き、初めて知ることばかりになるかと思います。 かくいう私も、実はこれが2回目の家づくり。1回目は東京の多摩地方(省エネ基準...

ですが、別荘地(高地)ならではの重要な要素をひとつ書き忘れていたことに気づきました。

それは、「キツツキ」の存在です。

もしピンと来ない方は、「キツツキ被害 家」などでぜひ検索してみてください。驚くような事例がたくさん出てきます。

実は土地選びや現地見学の際、地元のビルダーさんや実際に住まわれている方から「別荘地ではキツツキの被害が多い」というお話を聞いていました。彼らは家の壁や軒下を、トントントントン……と凄まじい勢いで叩き、穴を開けてしまうのだそうです。

そのため、「木質系のサイディングや木製の外壁・軒天は絶対にやめたほうがいい」というのが地元の方々からのアドバイスでした。

特に危険なのが「軒天」です。

梁(はり)や垂木(たるき)が美しく露出した木の意匠の軒天は、個人的にも非常にかっこいいなと思っていました。しかし、キツツキリスクを考えると「これは諦めざるを得ないな……」という結論に達しました。

結果として我が家では、屋根、外壁だけじゃなく軒天もガルバで覆いました。
まぁ一部窯業系サイディングを使ってますが、木はどこにも露出していないはず。

とはいえ、金属だからといって「100%被害に遭わない」わけではないようです。

「つついたけれど固かったから諦めた」というケースもあれば、金属であっても穴が開かないまでも凹んでしまったという事例もあります。ガルバリウムにアタックされたら……凹むのは避けられなさそうなので、こればかりは「来ないでくれ!」と祈るしかありません。

さらに調べてみると、高い場所だけでなくウッドデッキが被害に遭った事例もありました。

都会で過ごしていると、キツツキなんて日常で見かけることはまずありませんし、「森の可愛い鳥」くらいのイメージしかありませんでした。

それがまさか、別荘地においては「我が家を破壊しかねない厄介な大敵」になるとは……。家づくりの奥深さと、自然豊かな環境ならではの洗練された苦労を実感させられた出来事でした。

都会で見かけるスズメほどの小さなコゲラ程度なら問題ないのですが、ある程度標高の高いところに生息している中型のアカゲラ、オオアカゲラ、アオゲラあたりが特に危ないそうです。

天敵に見せるための「フクロウの置物」などを置くのが効果的という話も聞きますが、まずは実際に現地で暮らし始めて、彼らの様子を見てから考えてみようかと思います。

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